大分レポート、ロードレース編

④大会当日(ロードレース)
いよいよロードレース当日。今日も朝から晴天。9:00過ぎにレースがスタートするため
6:30の朝食時間には各チームの選手スタッフでホテルの食堂は大混雑。自分は早々に食事を済ませ今日ご一緒させて頂く檀さんとメカニック加藤君と共に本日のチームカーとなるスバルレボーグで会場まで向かう。

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到着直後選手達はコースを1周しウォーミングアップ。
スタッフ陣は選手の補給を作ったり、チームカーへ無線を取り付けたり、スペアーの機材を準備したりと慌ただしく動く。
スタート時間が近づき選手たちはスタートラインへ向かう。
一方チームカーは特に召集されることなく何となくコース入口に並んでいる。本来ステージレースなどでは各チームカーの順列は前日のレース結果順(強い順)に並ぶのだが、今回は1日(クラシックレース)の為か監督会議の際、くじ引きで順列を決めた。そしてこともあろうかVC FUKUOKAは20チーム中4番手を獲得。
初めてのチームカードライブとプロチームの前にクラブチームが入ってしまい申し訳ない気持ちで一杯。かなり及び腰ではあるが、レースの流れが見える位置(集団後方の選手が視界に入る)なので楽しみ半分。周りのチームカーに迷惑かけ無いかの不安が半分。

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そして間もなくレースがスタートする。
選手集団後方のCOMカーを先頭に医療車、機材車の後ろに各チームカーが整列。
スタート前はバラバラだった並び順も少しずつそれぞれの位置に整列。

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コース後半区間で、さっそく無線から「VC FUKUOKA CRASH」と聞こえる。
ゼッケンを確認すると松田選手。道がかなり細くなり急激な下り区間で落車(パンク)した模様。
MAVICモトが彼に付き添いホイールを交換している。集団ははるか前方へ行っている為、我々チームカーも先を急ぐ。
レース序盤は逃げが決まらずしばらくペースが早い。チームカーもかなりのスピードで追走する。テクニカルな区間が多い為選手には強烈なインターバルが掛かっているはず。
とにかく今が絶え時。みんな粘ってくれとチームカーから念を送る。
2~3周回した後、集団から零れ落ちる選手がポツリポツリと現れる。
その中に我がVCメンバーも。。
4周?5周か?ようやく逃げがきまり集団もまたーりに!

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この直前に集団から切れてしまった、キリPと中森君。あと1周粘っていたら。。。。!残念。

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そんな中代表佐藤氏は粘りの走り。

チームカーから選手の表情は窺い知れないため地上班のミキさんと連絡を取り合い状況を確認。
まだまだ余裕は有りそうとの事。
その後プロトンはリストラが終わりスリムになる。チームカーからも集団後方に居る佐藤代表を確認出来る。やはり集団内では位置取りが厳しいか?何とか脚を温存し後半に備えて貰いたい。
途中無線で「VC FUKUOKA please!」と呼ばれる。いよいよチームカーからボトルの補給の時が来た。車列を掻い潜りCOMカーの後ろまで出ていく。そしてCOMカーの前に居る佐藤代表のところまで出ようとしたところCOMカーから「後ろで補給して!」と。そう補給はCOMカーの後ろで行うのだとこの時認識する。
前日のミーティングで私は「補給は選手のところまで自分が行きますから」と言ってしまっていた。この時はコミッセールの方が佐藤代表へ後ろで!と合図してくれたので事なきを得、その後無事集団復帰を果たした。しばらくは安定的にレースは進行し終盤へ。

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再度無線で「VC FUKUOKA please!」との声が。。。次は失敗しない様にと身構える。
COMカーのすぐ後方にVCチームカーは位置取るが、集団のペースが上がっていて補給が出来ない。
ここで集団から離れチームカーまで下がってきては復帰に手間取るだろう。と約1周回ほど前方に居たらまたまた無線で「VCチームカー車列に戻れ!」との事。
ここら辺の加減?要領をいまいち把握できておらず一部逃げに乗っているチームカーに迷惑をかけてしまったようだ。
そして最終局面、残り1周回に入るところで佐藤代表はペースの合うメンバーと共に走っている。しかもほぼ漢の一本引き。周りの若い選手はツキイチ決め込んでいる。
最後まで佐藤代表の意地を見せて頂いた。そして見事完走!!

36位/43名完走 93名出走

ゴール地点には物凄い数の観客が。
なかなか味わえない達成感を共有させて頂いたことにとても感謝しています。

今回このような大変貴重な経験をする場を与えてくださった主催者の皆さま。
またチーム活動をいつも支えてくださっているスポンサー、サプライヤーの皆さま。
全国のVCサポーター様。当日いろいろとお世話になった、檀さん、加藤君。
参加した選手。そしていつも裏方で頑張ってくれているミキさん。そして佐藤代表。
皆さま。ありがとうございました。

また是非こういった機会を作り、チームとして進化していきたいと強く感じました!
長いレースは事前に手洗所を確認しておく。というのも自分のノウハウとして持っておきます(笑)